2010年10月現在、保育所入所待機児童数は4万8,356人(前年同月比4.98%増)で3年連続の増加傾向にあり、過去最多に迫る水準だ。しかも、 経済的理由など様々な状況で入所を諦めた世帯、やむなく無認可保育所や地方単独保育事業を利用している世帯、就職活動中もしくはこれから働きたいと考えて いても入所申し込みができないため迷っている母親がいる世帯は、この統計数字から除かれているのである。こうした潜在的待機児童数を加えると、約85万人 (認可保育所の利用を希望する0〜2歳の児童がいる世帯:42.2%、3歳以上の就学前児童がいる世帯:48.6%)以上もいるともみられています。